使い終わった網をたたんでいるところです。
瀬戸内海の漁師ではありません。
岡山が生んだ世界三大サーカスのひとつ、
「木下サーカス」公演終了後のひとコマです。

行ってきました。
JR北長瀬駅の前にドーンと立つ、赤いテントへ。

たぶん10年ぶりに見る木下サーカス。
あのときは僕と妻のふたりで、
福山での公演を見に行きました。

今回は子どもを入れて３人。
サーカスのメインターゲットであろう「お子様」ですが、
まだ２歳半なので大丈夫かなぁと……。
猛獣とか見て泣き叫びやしないかと思いながら。

大丈夫でした。
興味深げにシゲシゲと見つめていました。

あっ、これから木下サーカスを見に行かれる方は
次からは読まないほうがいいですよ。
激しくネタバレしています。

いいですか？

ネタバレですからね。

空中ブランコでは、ピエロのズボンがずり落ちます！

定番中の定番。
誰もが知っているお約束ですが、
こういう伝統芸が今もなお続いていると、
僕のようなおっさんの心もワシづかみにしますよね。
懐かしい！ 待ってました！ 的に。

はじめての木下サーカスは幼稚園のとき。
広島の県北、庄原市に住んでいて、
そこからバスに揺られて
広島市での公演を見に行ったのです。

記憶は消えていますが、唯一おぼえていること。
それは、ゾウのおしっこ。
公演中にゾウが粗相をはじめ、
それがあまりにもドバドバ大量で、
係の人がネコ車で受けとめていた記憶……。

今回の公演では、幼心に刻まれやすい
肛門期なハプニングはありませんでした。
うちの子が大人になって「サーカスの思い出」を
ブログに書いてくれるためには、
あと数年後にもう一度見に行く必要がありますね。
ゾウさんのおしっこに期待しつつ。