今さらですが、ふと頭に浮かんだもので。

観てないし、観る気もないんですけど、
映画「Flowers」のこと。

映画製作の実質的な中心人物は、大貫卓也。
広告業界では神様的に崇められている人ですが、
どうなんでしょう、この映画。
やっぱり映画は広告と違って、
ヒットさせるには至らなかったんでしょうか。
興行的にはそうとうな大コケみたいで。

TSUBAKIの広告の一環。
大女優をそろえてマスコミに取り上げられた分、
ある意味で成功……という逃げ道があるのかなぁ。

それにしてもこういう
「広告業界の有名人が映画つくりました」ってニュース、
業界紙では必ず取り上げられてチヤホヤされるのに、
その後を追いかけることはないですよね。

大ヒット！ 絶賛の嵐！

打ち切り！ 酷評の嵐！

どっちでもいいんですけど、
「作って終わり。結果に責任を持たない」という意味では、
広告業界っぽい取り上げ方だなぁと思います。

廃刊になった「広告批評」なんかも、
著名な広告クリエーターの課外活動には大甘でした。
覚えてるのはコレ。
広告クリエイターが手掛けた絵本
「たいせつなものシリーズ」を発売

主宰の天野祐吉がプロデュースした手前、
中身の批評まではできなかったのでしょうが、
佐藤可士和が手がけた絵本の装丁は
ひじょうにツマラナイと思いましたけどね。

これからも広告業界の有名人が
映画制作に進出したりするのでしょう。
広告やＣＭはクライアントさんの顔色があるので
誌面ではナアナアでいいと思いますが、
映画って作品ですから、批評してもいいですよね。
そのほうが健全ですし。

なんて適当に書いてますが、
僕はそういう映画を何ひとつ観ていないわけです。
基本的にダメダメなわけです。
「映画を語る資格はない！」
崔洋一に激怒されても反論することはできません。