ちょっと目を離したすきに、えらく増殖していますね。
webのショートムービー。

見てますか？

たまには見てあげてもよろしいかと。

自分がつくっているわけではないのですが、
その背後には、うっすらと広告屋さんの姿を見ることができます。
CMでは表現しきれなかった物語性や世界観やうっぷんを、
長尺をいかして表現されています。

おすすめのwebショートムービー、
というよりも、
とりあえず目に入ったものを以下に列記。
（※2005年11月1日現在、試聴可能だったもの）


■ ローソン
おにぎり屋の物語／「あいちゃんの手紙」
http://www2.onigiriya.jp/story.html

■ au
家族割ワイドサポート／「ゆきえは見た！ スペシャルサイト」
http://www.kddi.com/au-kazoku/

■ NTT西日本
DENPO115／「空に想いを」、「PRISM」
http://www.5296.jp/denpo_kobukulog/strem.html

■ 総務省
It's your CHOICE!／
「選挙に行かないキミたちのために、５人の映画監督がメガホンを取った。」
http://www.iiv.ne.jp/choice/menu.html

■ 郵便局
手紙ドラマ on the WEB／「10年レター」
http://www1.tegami.ne.jp/tegami/pc/10yearsletter/index.html


以下は僕の感想です。
視聴予定の方は目を通されないほうがいいかも……。
基本的には全部「見てよかったなぁ」と思います。


■ ローソン
yahooのバナーから飛んでいって視聴。
まぁ、CMですね。メリットをたっぷり言いました、という内容です。
ドコモのレポーター加藤あいが、おにぎり屋でバイトしているイメージ。

■ au
テレビCMでは何がなんやら分からない超ダイジェストでしたが、
本編もあの勢いのままに、不思議な疾走感で駆け抜けます。
結局、オチとして商品の訴求をしないといけない制約を逆手にとって、
ヌケヌケと告知を織り交ぜているのは潔かったです。auらしい。
第一話に渡辺典子が出ていました。
薬師丸ひろ子でも原田知世でもなく、
だんぜん渡辺典子派だった自分としては、その点も満足。

■ NTT西日本
いい感じです。映像もきれいです。
web上でも、しっとりした空気感のある映像を見ることができるんですね。
話としては、「空に想いを」のほうが好き。
展開がいい。役者も新鮮。じんわりと胸にきます。
「電報」という、どうやっても現在のポジショニングが
見いだしにくい商品ゆえに、
もうひとつの物語「PRISM」における電報の扱いには
やや無理があったかなと……。

■ 総務省
何なんでしょうか、この密やかな試みは……。
そこそこ知られた映画監督５人が
「若者を選挙に向かわせるために撮ったショートムービー」らしいです。
やっぱりこの手の仕事で気になるのは、お金の出所と、その金額ですね。
第一弾の河瀬直美のドキュメンタリーは、ちょっとだけ見始めてパス。
なので、感想は書けません。
第二弾は飯田譲治の「空気」という作品。
残念ながら、これを見ても選挙に行こう、という気分にはなりませんでした。
漫画の「ドラゴンヘッド」を映画で破壊した監督ならではの、
趣味にあふれた世界ですね、という皮肉を言うつもりはありませんが、
もっとストレートにテーマを押し出してもよかったんじゃないでしょうか。
バイク事故を起こすまでは面白くなりそうな予感がありました。

■ 郵便局
楽しめました。面白かったです。
１話20分あるし、連続物なので長いですが、続きを見たいと思いました。
「原作／秋元康」っていうのは、どこまで関わっているのか不明ですが、
テレビにおける「構成／秋元康」程度の名義貸しなのでしょう（たぶん）。
1995年をイメージさせるため、冒頭で連発される
当時の記号的表現がちょっとうるさいように思いました。
あと、最後の歌が長いなぁ、
どうせ秋元康が作詞で絡んでんだろうなぁ、とか。
http://www1.tegami.ne.jp/tegami/pc/hagamag/camp.jsp
↑こちらのキャンペーンでストラップが当たったので、
それもまた高ポイント。