パブリックブーイング
2006年 06月 17日
「これじゃあ、パブリックビューイングじゃなくて、
パブリックブーイングだよっ!」
埼玉スタジアムで開催されている
ワールドカップの「パブリックビューイング」が揺れています。
一度に数万人の参加者が集まる巨大イベントです。
おそらくその中で10人くらいは、
「ビューイングじゃなくて、ブーイングだよ!」
というベタな咆哮で、
イベントの中身をなじったことと思われます。
イベントの紹介はこちら
→パブリックビューイング(※注意/いきなり音が出ます)
いま、いろんなところでパブリックビューイング的なものが
開催されているようですが、
「どいつもこいつもなっていない! 本物を見せてやる!」と
高らかに宣言して「復活」したのがこのイベントです。
4年前の日韓W杯。
大きな盛り上がりを見せた国立競技場でのパブリックビューイング。
このイベントを大成功させたスタッフたちが再び立ち上がりました。
今度は埼玉スタジアムで、
「あの夢よ、もう一度」と企画したわけです。
「サッカーはテレビで見ればじゅうぶんでしょ」派な僕が、
なぜパブリックビューイングに関心を持っているのか。
それはイベントの中心で司令塔となっているのが、
高松聡さんだから。
この人、広告業界の人です。
でも、その活動は広告という枠組みを遥かにこえています。
宇宙で撮影したあのCM(ポカリスエット、カップヌードル)や、
街ごとメディア化させた「教えて! goo」のキャンペーンなど、
とにかくやることなすこと、斬新で、ドでかい。
社会といかにつながるか。
そのためにはどんな構造で、どんな仕掛けをすればいいのか。
既存の広告の形にとどまることなく、新しい道を切り開き、
数々の難しい局面をきっちり乗り越えてきた硬骨漢、
のイメージを僕は持っています。
地方のしがないコピーライターから見れば、
それはもう「嫉妬」なんていう低次元の感情ではなく、
「敬服」とか「畏怖」みたいな対象の人なんですね。
一般には名前こそ知られていないかもしれませんが、
広告業界の次代を担うのはこの人であると!
業界全体からそう目されていると言っても過言ではないと!
ハイ、褒めるのもここまでです。
4年前の国立競技場で開催された
「パブリック・ビューイング・イン東京」は、
カンヌ広告祭のメディア部門で金賞にも輝きました。
世界の権威ある広告賞が、
「このイベントはすごい!」と拍手喝采をおくったわけで、
それはそれですごいことなんでしょうけど、
それよりも何よりも、参加した人たちの「熱さ」は
本物だったようです。そのほうがすごい!
で、今年。
またあの熱さを体験したい人たちが向かったのが、
埼玉スタジアムのパブリックビューイングでした。
当然、期待していきます。
あの国立のスタッフがもう一度立ち上がってくれた。
これはすごいイベントになるはずだ。
でも、フタをあけてみれば違っていた。
多くの人たちから漏れてきたのは、落胆の声。
怒りを隠さない人たちの姿さえも……。
日本がふがいない負け方をしてしまったことも、
参加者の気持ちを不安定にさせた要因でしょう。
けれど今回のパブリックビューイングは、
イベントそのものに厳しい視線が集まっているようです。
こちらの公式ブログをご覧ください。
→ ワールドカップ・パブリックビューイング:2002年国立の感動を埼玉スタジアムでもう一度!
高松さん自らがブログを更新されています。
僕はサッカー狂でも何でもないクセに、
このブログはスタート当初から随時チェックしていました。
高松さん自身の「熱さ」が感じられて、ときめいたりしていました。
これから読まれる方には、
日本対オーストラリア戦がはじまる前の6月11日からがおすすめです。
各日の投稿と、それに対する読者のコメントを読めば、
今回のパブリックビューイングで何が起こっているのか
事態が把握できるかと思います。
サッカーと同じくらい、
僕はゾクゾクしながら成り行きを見守っています。
だって、なかなかないですよ。
このイベントも広い意味での広告活動と考えるなら、
参加者の意見をリアルタイムで汲み取って、
なんとか解決しようと躍起になっている現場に遭遇できるなんて!
混乱した状態は終息に向かっているようですが、
明日は肝心のクロアチア戦。
本番では何が起こるか分かりません。
日本の行く末とともに、パブリックビューイングの今後も
注視していきたいと思います。
それはそれとして、勝ってくれ!
パブリックブーイングだよっ!」
埼玉スタジアムで開催されている
ワールドカップの「パブリックビューイング」が揺れています。
一度に数万人の参加者が集まる巨大イベントです。
おそらくその中で10人くらいは、
「ビューイングじゃなくて、ブーイングだよ!」
というベタな咆哮で、
イベントの中身をなじったことと思われます。
イベントの紹介はこちら
→パブリックビューイング(※注意/いきなり音が出ます)
いま、いろんなところでパブリックビューイング的なものが
開催されているようですが、
「どいつもこいつもなっていない! 本物を見せてやる!」と
高らかに宣言して「復活」したのがこのイベントです。
4年前の日韓W杯。
大きな盛り上がりを見せた国立競技場でのパブリックビューイング。
このイベントを大成功させたスタッフたちが再び立ち上がりました。
今度は埼玉スタジアムで、
「あの夢よ、もう一度」と企画したわけです。
「サッカーはテレビで見ればじゅうぶんでしょ」派な僕が、
なぜパブリックビューイングに関心を持っているのか。
それはイベントの中心で司令塔となっているのが、
高松聡さんだから。
この人、広告業界の人です。
でも、その活動は広告という枠組みを遥かにこえています。
宇宙で撮影したあのCM(ポカリスエット、カップヌードル)や、
街ごとメディア化させた「教えて! goo」のキャンペーンなど、
とにかくやることなすこと、斬新で、ドでかい。
社会といかにつながるか。
そのためにはどんな構造で、どんな仕掛けをすればいいのか。
既存の広告の形にとどまることなく、新しい道を切り開き、
数々の難しい局面をきっちり乗り越えてきた硬骨漢、
のイメージを僕は持っています。
地方のしがないコピーライターから見れば、
それはもう「嫉妬」なんていう低次元の感情ではなく、
「敬服」とか「畏怖」みたいな対象の人なんですね。
一般には名前こそ知られていないかもしれませんが、
広告業界の次代を担うのはこの人であると!
業界全体からそう目されていると言っても過言ではないと!
ハイ、褒めるのもここまでです。
4年前の国立競技場で開催された
「パブリック・ビューイング・イン東京」は、
カンヌ広告祭のメディア部門で金賞にも輝きました。
世界の権威ある広告賞が、
「このイベントはすごい!」と拍手喝采をおくったわけで、
それはそれですごいことなんでしょうけど、
それよりも何よりも、参加した人たちの「熱さ」は
本物だったようです。そのほうがすごい!
で、今年。
またあの熱さを体験したい人たちが向かったのが、
埼玉スタジアムのパブリックビューイングでした。
当然、期待していきます。
あの国立のスタッフがもう一度立ち上がってくれた。
これはすごいイベントになるはずだ。
でも、フタをあけてみれば違っていた。
多くの人たちから漏れてきたのは、落胆の声。
怒りを隠さない人たちの姿さえも……。
日本がふがいない負け方をしてしまったことも、
参加者の気持ちを不安定にさせた要因でしょう。
けれど今回のパブリックビューイングは、
イベントそのものに厳しい視線が集まっているようです。
こちらの公式ブログをご覧ください。
→ ワールドカップ・パブリックビューイング:2002年国立の感動を埼玉スタジアムでもう一度!
高松さん自らがブログを更新されています。
僕はサッカー狂でも何でもないクセに、
このブログはスタート当初から随時チェックしていました。
高松さん自身の「熱さ」が感じられて、ときめいたりしていました。
これから読まれる方には、
日本対オーストラリア戦がはじまる前の6月11日からがおすすめです。
各日の投稿と、それに対する読者のコメントを読めば、
今回のパブリックビューイングで何が起こっているのか
事態が把握できるかと思います。
サッカーと同じくらい、
僕はゾクゾクしながら成り行きを見守っています。
だって、なかなかないですよ。
このイベントも広い意味での広告活動と考えるなら、
参加者の意見をリアルタイムで汲み取って、
なんとか解決しようと躍起になっている現場に遭遇できるなんて!
混乱した状態は終息に向かっているようですが、
明日は肝心のクロアチア戦。
本番では何が起こるか分かりません。
日本の行く末とともに、パブリックビューイングの今後も
注視していきたいと思います。
それはそれとして、勝ってくれ!
by sekiden69 | 2006-06-17 22:48