空白の10月
2006年 10月 11日
世間は10月ですか……。
そうですか……。
僕は結局この1週間、
2時間ほどしか外出しなかったわけです。
ずっと家の中に閉じこもって、
悶々としながら苦手分野の仕事をまとめていました。
僕がマッドサイエンティストで
毎日こんなに研究に没頭していたとしたら、
それはもうとんでもないものを発明することになるのでしょうが、
悲しいかな、僕の仕事は発明とは無縁です。
没頭という前向きな姿勢とはかけ離れていて、
たいした成果も得られなかった気がする1週間。
10月は今日から始まるのだ、と言い聞かせて、
心を入れ替えようと思います。
上の写真は、前の会社(この表現、ややこしいですが)に
しばらく前から置いてある観賞用のイガ栗です。
栗の固い殻を破って、クリ虫がウネウネと「ハロー」なんて
顔を覗かせる光景を想像していたのですが、
今のところ悲惨な状況に陥ることなく、
秋の雰囲気を醸し出してくれています。
この栗を持って来られたのが、僕の上司だった方。
9月末で定年を迎えられ、会社を卒業されました。
すごいです。ホントに。
ひとつの会社にウン十年も勤め上げられた事実。
尊敬します。
プライベートでもひじょうにアクティブな方だったので、
10月からの新生活でも、
きっと活発に動かれていることでしょう。
それに比べて僕ときたら、1週間に2時間だけの外出……。
久しぶりに自転車に乗ったら、
脚がガクガク震えてきましたよ。
外出していた2時間の内、その半分は落語です。
近所の公民館で、桂吉弥の落語を聞きました。
この人、うまいですね。
僕が「うまいですね」と軽々しく言うのもおこがましいですね。
大河ドラマの「新選組!」では、
監察方の山崎丞を演じられていました。
新選組の時も感じましたが、佇まいに品がある。
こういうのは努力して出せるものじゃありません。
人前に出る仕事じゃなくてよかった。
by sekiden69 | 2006-10-11 22:37