小さな光明
2006年 12月 18日
上戸彩にやられた。
僕の中での上戸彩は、
いつまでたっても「鶴本 直(つるもと なお)」だったのですが、
電器店に貼られたYahoo!BBのポスターを見て、
考えを新たにしました。
上戸彩は、高原由紀だ。
「ねぇねぇ、あのポスターの上戸彩、
高原由紀に似てない?」
「あー、雰囲気あるねー」
本日立ち寄ったミドリ電化での妻との会話です。
同意してくれる人がいてよかった。
漫画「愛と誠」の話ができる人が身近にいてくれてよかった。
高原由紀とは、「愛と誠」に出てくる
スケ番グループ(!)のリーダーです。
学園内で「影の大番長」として恐れられている通り、
ふだんは本性を隠しています。
隠しているのはそれだけではありません。
常時持ち歩いているツルゲーネフの「初恋」の中に、
凶器の「投げナイフセット」も隠しています。
太賀誠に凄惨なリンチを加えておきながら、
いつしかその誠を愛しはじめ、
最終的には○○○○と結ばれることになろうとは……。
直情的な早乙女愛と比べると、
どうにもこうにも複雑な乙女心をさらけ出す「悪の女神」です。
かつて実写版の「愛と誠」で高原由紀を演じていたのは、
若かりし頃の多岐川裕美。
今再び実写化されるなら、その目つきの鋭さから、
柴咲コウとか黒木メイサあたりが
安易にピックアップされるのかもしれません。
でも、やっぱり、上戸彩ですよ。
僕の頭の中では、すでに上戸彩が
ナイフを投げているシーンが動き出しています。
実写版「めぞん一刻」の主要キャストが発表になりました。
伊東美咲をはじめ、すべての要素に納得がいかない今、
僕の心のよりどころは、
「愛と誠」の実写化を夢想することです。
たとえば早乙女愛の役には、夏帆がいいかなぁ、とか。
10年前だったら、まだ柔らかさのあった
中谷美紀で決まりだったのに、とか。
ということで、
どうやら僕には小さな光明が見えてきたようです。
仕事漬けで完全に閉塞していた12月にも、
くだらないことを考える余裕が出てきたらしいので。
by sekiden69 | 2006-12-18 04:57