うまい味、うまい言葉
2007年 04月 30日
ようこそ、石田の「うどんブログ」へ。
今日もまた、みなさんの大好物、うどんの話です。
天ぷらうどんを注文して
ウキウキしながら待っていると、
店員さんが見慣れぬ物体を運んできました。
眼前に広がる不条理な光景。
ここはかつてのロズウェルか……。
僕は墜落したUFOの目撃者であるかのように、
しばし自分の目を疑い、
そのあと本気で「あああぁッ!」と声をあげました。
金曜日のお昼、
プレゼン帰りに連れていってもらった
オススメのうどん屋でのヒトコマ。
今回は香川ではありません。
名前は失念してしまいましたが、
岡山の鴨方近辺にあるうどん屋です。
丼の上に座布団がのっていました。
かきあげの座布団です。
箸で丼の中に割り入れて食べるもよし、
そのままパリパリと齧るもよし。
なるほど、お客が好みに応じて
食べ分けることができる仕様になっています。
かきあげは薄いので、
見た目ほどのボリュームはありません。
その点も一安心。
未知なる天ぷらうどんとの遭遇は、
とっても美味、という大団円を迎えました。
パリパリで、チュルチュルで、ズルズルでした。
基本的にうどんってうまいですよね。
みなさんもよかったら、ぜひ一度、
「あああぁッ!」の出会いを体験しに行ってください。
お店の名前を思い出したら、また紹介します。
うまい、と言えば、同じく金曜に
「全日本うまいこと言うねコンテスト」の結果が
発表になりました。
別名、「TCC」。
コピーライターの賞です。
去年の今頃も同じ話題にふれていたのですが、
おぼえている方はいらっしゃるでしょうか。
受賞された方、おめでとうございます。
ダメだった方、いっしょに傷を舐め合いましょう。
僕は今年も入賞ならず。
新聞広告3本と、テレビCM2本の
【混合】で応募して、一次審査通過どまり……。
結果は冷静に受けとめています。
審査員が点を入れたくなるようなものでは
なかったのでしょう。
(あ、この言い方、なんか負け惜しみっぽい)
広告の賞って、実際の仕事のあとにやってくる
オマケみたいなものです。
あくまでオマケではあるけれど、
それがモチベーションを向上させることもある。
審査結果に一喜一憂できるイベント性もある。
広告をつくる仕事って、仕事のあとにも
ちょっとしたお楽しみがあるのですね。
「このコピーいいね」「うまいこと言うね」
「共感できるね」「嫉妬させられるね」
「切り口が新しいね」……。
コピーで選ぶ賞、という大枠はありますが、
実質的には、各審査員が審査会場で瞬時に判断する
主観が第一でしょう(審査ってそういうもんだろうし)。
中には、「コピーっぽくなくていいね」という
何だか分からない個人的な基準もあったりするのかな。
審査の際には、その仕事が
どれだけ本来の目的を達成したのかは、
ほぼ度外視されます。
「広告」としての効果よりも、
「作品」としての完成度が優先される世界です。
そのため、本来は仕事で勝負するところ、
ついつい賞獲りを目的に「作品」をつくって応募する
ケースも間々あるようです。
業界以外の人が知ったら、「ププ」と
吹き出すこと必至の行為に思えるかもしれませんが、
ちょっとややこしいのが、それらもすべて
「広告」として成立しているということ。
例えばどこかの場所をおさえて、
数枚ほど出力したポスターを掲出すれば、
それはもう「広告」です。
(媒体料がかさむCMでは、こういう戦法は取りにくい)
広告の大小は関係なく、クライアントの大小も関係ない。
実際の仕事から、ゲリラ的に得た仕事っぽいものまで
いろいろな広告が大量に応募されてくるTCC。
「世の中、なんでも広告になりうる」ことがよく分かります。
日本中のコピーライターたちの情念を感じます。
だから面白い。
壁を乗り越えるのが難しいからこそ、挑みがいがある。
ときにムカムカさせられるけれど、
この上なくドキドキ、ワクワクさせられるのも事実です。
自分の結果については何の異論もありません。
今年一年、もうちょっと仕事で頑張ってみます。
ただですね、今回はTCCの運営側に
ひとこと申し上げたいことがありまして……。
長くなりすぎました。
ではでは、後日あらためて。
今日もまた、みなさんの大好物、うどんの話です。
天ぷらうどんを注文して
ウキウキしながら待っていると、
店員さんが見慣れぬ物体を運んできました。
ここはかつてのロズウェルか……。
僕は墜落したUFOの目撃者であるかのように、
しばし自分の目を疑い、
そのあと本気で「あああぁッ!」と声をあげました。
金曜日のお昼、
プレゼン帰りに連れていってもらった
オススメのうどん屋でのヒトコマ。
今回は香川ではありません。
名前は失念してしまいましたが、
岡山の鴨方近辺にあるうどん屋です。
丼の上に座布団がのっていました。
かきあげの座布団です。
箸で丼の中に割り入れて食べるもよし、
そのままパリパリと齧るもよし。
なるほど、お客が好みに応じて
食べ分けることができる仕様になっています。
かきあげは薄いので、
見た目ほどのボリュームはありません。
その点も一安心。
未知なる天ぷらうどんとの遭遇は、
とっても美味、という大団円を迎えました。
パリパリで、チュルチュルで、ズルズルでした。
基本的にうどんってうまいですよね。
みなさんもよかったら、ぜひ一度、
「あああぁッ!」の出会いを体験しに行ってください。
お店の名前を思い出したら、また紹介します。
うまい、と言えば、同じく金曜に
「全日本うまいこと言うねコンテスト」の結果が
発表になりました。
別名、「TCC」。
コピーライターの賞です。
去年の今頃も同じ話題にふれていたのですが、
おぼえている方はいらっしゃるでしょうか。
受賞された方、おめでとうございます。
ダメだった方、いっしょに傷を舐め合いましょう。
僕は今年も入賞ならず。
新聞広告3本と、テレビCM2本の
【混合】で応募して、一次審査通過どまり……。
結果は冷静に受けとめています。
審査員が点を入れたくなるようなものでは
なかったのでしょう。
(あ、この言い方、なんか負け惜しみっぽい)
広告の賞って、実際の仕事のあとにやってくる
オマケみたいなものです。
あくまでオマケではあるけれど、
それがモチベーションを向上させることもある。
審査結果に一喜一憂できるイベント性もある。
広告をつくる仕事って、仕事のあとにも
ちょっとしたお楽しみがあるのですね。
「このコピーいいね」「うまいこと言うね」
「共感できるね」「嫉妬させられるね」
「切り口が新しいね」……。
コピーで選ぶ賞、という大枠はありますが、
実質的には、各審査員が審査会場で瞬時に判断する
主観が第一でしょう(審査ってそういうもんだろうし)。
中には、「コピーっぽくなくていいね」という
何だか分からない個人的な基準もあったりするのかな。
審査の際には、その仕事が
どれだけ本来の目的を達成したのかは、
ほぼ度外視されます。
「広告」としての効果よりも、
「作品」としての完成度が優先される世界です。
そのため、本来は仕事で勝負するところ、
ついつい賞獲りを目的に「作品」をつくって応募する
ケースも間々あるようです。
業界以外の人が知ったら、「ププ」と
吹き出すこと必至の行為に思えるかもしれませんが、
ちょっとややこしいのが、それらもすべて
「広告」として成立しているということ。
例えばどこかの場所をおさえて、
数枚ほど出力したポスターを掲出すれば、
それはもう「広告」です。
(媒体料がかさむCMでは、こういう戦法は取りにくい)
広告の大小は関係なく、クライアントの大小も関係ない。
実際の仕事から、ゲリラ的に得た仕事っぽいものまで
いろいろな広告が大量に応募されてくるTCC。
「世の中、なんでも広告になりうる」ことがよく分かります。
日本中のコピーライターたちの情念を感じます。
だから面白い。
壁を乗り越えるのが難しいからこそ、挑みがいがある。
ときにムカムカさせられるけれど、
この上なくドキドキ、ワクワクさせられるのも事実です。
自分の結果については何の異論もありません。
今年一年、もうちょっと仕事で頑張ってみます。
ただですね、今回はTCCの運営側に
ひとこと申し上げたいことがありまして……。
長くなりすぎました。
ではでは、後日あらためて。
by sekiden69 | 2007-04-30 01:49