キャスティング用の資料として、
１ヶ月ほど前に入手していたDVD（非売品）です。
全編はまだ見ていません。
ある出演者のイメージを急いで確認するのが目的で、
その短い出演シーンしか見ていないためです。

しかしこのDVD、
全編は見ていないし、内容も分からないままなのに、
僕の視線を釘付けにさせる威力がありました。

五代くんじゃないか！

パッケージに写っている男性は、
ドラマ「めぞん一刻」で
五代裕作の役を演じることになった「あの男」でした。

応募者3200人の難関オーディションを勝ち抜き、
見事に五代祐作の役を獲得した「あの男」。
もちろん「中林大樹」という名前はあるのですが、
僕にとっては「あの男」に過ぎませんでした。

こんなカッコいい奴に、五代くんの何が分かるのか。
人生において何度もモテ期を経験してきたような奴に、
「響子さん、好きじゃー」と叫ぶ権利はない。

と、原作信者にありがちな偏狭さで
「あの男」のことを睨んでいました。

ごめんなさい。
中林大樹くん、きみはけっこう頑張っていたよ。

ドラマについて言いたいことは山ほどある。
五代くんの役も他の人が演じていたら……と、
ないものねだりをしたくもなる。
だけど、もうドラマ版の五代裕作は、
中林大樹という新しい可能性をもった役者に
託されたのです。

五代くんに自分を重ねてきた古参のオタクとしては、
大切な何かが巣立っていくような
寂しさとうれしさを感じています。
原作で、アニメで、
僕らが五代くんの行く末を応援してきたように、
ドラマの五代くんも応援できる奴であってほしい。
これから中林大樹が
どの方向に進むのか分かりませんが、
役者としても、やっぱり応援したくなる奴であってほしいと
わがままなお願いをしたくなるのです。

手元にあるDVDのタイトルは、「恋するユーレイ」。
概要はココでチェックすることができます。
今よりも初々しく、
さらに演技も未熟であろう中林大樹を、
これからじっくりDVDで眺めてみたいと思います。

ドラマ「めぞん一刻」の感想は後ほど。
頭が混乱していて、まだまとまっていません。