世界でいちばん美しい人。

それは、ミスユニバース世界大会で
グランプリに輝いた森理世、ではない。

それは、５億円をかけた披露宴で
ゴージャスさをアピールした藤原紀香、ではない。

世界でいちばん美しい人は、
僕の妻である。

あくまで、
あくまで僕限定の基準なのだが、
ミスユニバースを始めとする「美」のランキングに
腰砕けになっている者としては、
声を大にして言いたいのだ。
客観性を装って、美しさに
点数をつけるなんてできっこない。
真の美しさを決めるのは、
暴走気味の主観による思い込みであると。

陣内智則は、披露宴後の会見でこう言った。
「この世の者とは思えないぐらいの美しさ！
　綺麗でした！」
そう、それでいいのだ。
陣内智則にとって、昨夜の藤原紀香は
「世界でいちばん美しい人」だったハズだ。

あのウエディングドレスってアリなの？
ベールは似合ってるの？
なんて、外野には言わせておけばいい。
結婚式〜披露宴という
甘みたっぷりのハレの場で、
自分の妻となる女性を
「世界でいちばん美しい人」と思えた事実。
思い込みであったとしても、
そう思えることが素晴らしいのではないか。

僕の結婚はもうずいぶん前になるが、
思い出すたびに、
世界でいちばん美しい夢を見ることができる。

最近このブログに
「おのろけ成分」が不足していたので、
むりやり注入してみました。
また余計なこと書いて……と、
妻にたしなめられることは覚悟しています。