メイド イン 岡山
2007年 06月 14日
「ご主人様、お帰りなさいませ」
と言われて、正気でいられるか。
主人とメイドという「設定」に
気恥ずかしさを感じるようでは、
おそらくメイド喫茶は楽しめないのだろう。
岡山に「メイドビアガーデン」があるらしい。
山陽新聞のこの記事によると、
それは岡山駅前のメルパビアガーデンだという。
(「メイド」ではなく「メード」という表現に違和感あり)
では今日の午後、
僕が表町界隈で見かけたこの看板は
新たなライバル店ということか。
ちょうど今日から梅雨入りをした岡山。
今後も続々と「雨後の筍」が出てくるのであろうか。
なんて、うまいことまとめようとしたけれど、
メイドビアガーデンなるジャンルが
それほど続発することはないだろう。たぶん。
メイド喫茶には一度だけ入ったことがある。
去年の春、仕事で博多に行ったときのことだ。
外見的には常連となれる容姿を有している僕だけど、
オタク的なコミュニケーションを必要とする場は
かなり苦手である。
とは言え、一度くらい鑑賞しておくのもいいだろう。
なにか仕事の役にも立つだろう。
そうだそうだ。
あくまで仕事で来たんですよ〜というポーズで、
領収書をもらっておくのはどうだろう……。
ぐるぐると駆け巡る妄想に後押しされて、
石田康成、はじめてのメイド喫茶へ。
で……。
その時のことはブログに書くつもりだったのだが、
今の今まで放置してしまっていた。
ケータイからブログ更新するつもりで書きはじめ、
虚しくなって途中で文字を打つ気がなくなったのだ。
不調が続いているケータイ供養の意味も込めて、
保存していた書きかけの本文をアップしてみる。
以下、1年前のこと。
■タイトル/博多メイド
ハンバーグランチ、700円。
食後のコーヒー、プラス100円。
熱々の鉄板に盛られたハンバーグは
メイドさんたちの手作りで、これが意外にうまい。
せっかくなので、初めてメイドカフェに行ってみました。
しかしあれですね、女の子とコミュニケーションを
とらないといけない店は、ちょっと疲れますね。
特に、非日常の設定が施された状況下において。
いきなり入口で、
「ご主人さま、お帰りなさいませ」。
ハンバーグを食べていると、
「ご主人さま、お味はいかがですか」。
コーヒーを飲み干した途端、
「ご主人さま、おかわりをお持ちいたしましょうか」。
ご主人さまと呼ばれて、何と答えるか。
僕の内なる「男」が試されているような気がしました。
「では、私から君たちに申し渡す。
当家はかつて栄華を極めたイシーダ家なれど、
今ではこの通りの没落っぷり。
君たちの手当て(時給650円)も払えない有様だ。
これ以上、君たちの世話になるわけにはいかない。
よって残念ではあるが、全員解雇。
ただちに荷物をまとめて、
この館から出ていってくれたまえ……」
「そんな! ご主人さま!
私たちメイドは何があってもご主人さまと一緒に……」
—— 以上、「博多メイド」おわり。
僕が霊媒体質ならば、どこかの暴君を憑依させて、
メイド喫茶というシステムを楽しめたのかもしれない。
そんなことは不可能なわけで、
萎縮しっぱなしのメイド喫茶体験だった。
しかしメイドビアガーデンではどうだろう。
ひとりで足を踏み入れる勇気はないが、
誰かに誘われたら断る理由はない。
むしろ、一度行ってみたい。
と言われて、正気でいられるか。
主人とメイドという「設定」に
気恥ずかしさを感じるようでは、
おそらくメイド喫茶は楽しめないのだろう。
岡山に「メイドビアガーデン」があるらしい。
山陽新聞のこの記事によると、
それは岡山駅前のメルパビアガーデンだという。
(「メイド」ではなく「メード」という表現に違和感あり)
では今日の午後、
僕が表町界隈で見かけたこの看板は
新たなライバル店ということか。
今後も続々と「雨後の筍」が出てくるのであろうか。
なんて、うまいことまとめようとしたけれど、
メイドビアガーデンなるジャンルが
それほど続発することはないだろう。たぶん。
メイド喫茶には一度だけ入ったことがある。
去年の春、仕事で博多に行ったときのことだ。
外見的には常連となれる容姿を有している僕だけど、
オタク的なコミュニケーションを必要とする場は
かなり苦手である。
とは言え、一度くらい鑑賞しておくのもいいだろう。
なにか仕事の役にも立つだろう。
そうだそうだ。
あくまで仕事で来たんですよ〜というポーズで、
領収書をもらっておくのはどうだろう……。
ぐるぐると駆け巡る妄想に後押しされて、
石田康成、はじめてのメイド喫茶へ。
で……。
その時のことはブログに書くつもりだったのだが、
今の今まで放置してしまっていた。
ケータイからブログ更新するつもりで書きはじめ、
虚しくなって途中で文字を打つ気がなくなったのだ。
不調が続いているケータイ供養の意味も込めて、
保存していた書きかけの本文をアップしてみる。
以下、1年前のこと。
■タイトル/博多メイド
ハンバーグランチ、700円。
食後のコーヒー、プラス100円。
熱々の鉄板に盛られたハンバーグは
メイドさんたちの手作りで、これが意外にうまい。
せっかくなので、初めてメイドカフェに行ってみました。
しかしあれですね、女の子とコミュニケーションを
とらないといけない店は、ちょっと疲れますね。
特に、非日常の設定が施された状況下において。
いきなり入口で、
「ご主人さま、お帰りなさいませ」。
ハンバーグを食べていると、
「ご主人さま、お味はいかがですか」。
コーヒーを飲み干した途端、
「ご主人さま、おかわりをお持ちいたしましょうか」。
ご主人さまと呼ばれて、何と答えるか。
僕の内なる「男」が試されているような気がしました。
「では、私から君たちに申し渡す。
当家はかつて栄華を極めたイシーダ家なれど、
今ではこの通りの没落っぷり。
君たちの手当て(時給650円)も払えない有様だ。
これ以上、君たちの世話になるわけにはいかない。
よって残念ではあるが、全員解雇。
ただちに荷物をまとめて、
この館から出ていってくれたまえ……」
「そんな! ご主人さま!
私たちメイドは何があってもご主人さまと一緒に……」
—— 以上、「博多メイド」おわり。
僕が霊媒体質ならば、どこかの暴君を憑依させて、
メイド喫茶というシステムを楽しめたのかもしれない。
そんなことは不可能なわけで、
萎縮しっぱなしのメイド喫茶体験だった。
しかしメイドビアガーデンではどうだろう。
ひとりで足を踏み入れる勇気はないが、
誰かに誘われたら断る理由はない。
むしろ、一度行ってみたい。
by sekiden69 | 2007-06-14 21:29