NHK「ひらけ！魔法の扉〜いっしょに歌おう夢の歌〜」。

ディズニー・ジャパンの元会長が
ジブリの新社長になったことも関係しているのか、
以前にも増して、ジブリとディズニーの蜜月が
強まったように思う特番でした。
番組構成から考えると、
ディズニーに呑み込まれたジブリ、
みたいな構図もちらほらと垣間見えたりして……。

僕はディズニーへの思い入れがゼロに等しいです。
観たことがないから何とも言えない、という立場。
ミッキーとかドナルドダックの物語、背景、世界観が
どうなっているのかまったく知りません。

片やジブリには、思い入れたっぷり。
手放しで「息子・宮崎吾朗」の抜擢を褒めたたえるほど
恋は盲目ではありませんが、
やはりずっと観てきた分、ジブリLOVEなワケです。

番組的に、ジブリの配分が少なかったのは
しょうがないのでしょう。
でも、神田沙也加（松田聖子の娘）が歌う
「パンダコパンダ」って、どうなんでしょうか？
どの角度から考えれば、神田沙也加に行き着くのやら……。
トトロの家をセットで忠実に再現してしまったがために、
トトロから３曲も選曲されて、
定番曲の「君をのせて」あたりが外されてしまった弊害……。
平原綾香が出ているなら、
彼女の声で歌うべきはディズニーソングじゃなくて、
「君をのせて」か「いつも何度でも」でしょう。

痛い書き込みをしてしまいました。
お許しください。

あとひとつ言わせてもらえるなら、
ナウシカの歌をうたっていた児童合唱団のみなさん。
「♪ラン　ランララ　ランランラン〜」は、
あんな天真爛漫な笑顔で歌わないほうがいいかと……。
過剰なスマイルで歌うクセが
染み付いちゃってるんでしょうかね。
ピアノをひく久石譲が思いっきり渋くキメているだけに、
子どもたちとのコントラストがシュールに見えました。