ちばちゃん、220万円。

千葉真一でも、千葉真子でもなく、
ちばちゃんと言えば、ちばてつや。

「行列のできる法律相談所」の特番で
開催されていた絵画オークションに、
我らがちばちゃんが
描き下ろしのイラストを出品されていました。
その落札額が220万円。
これが妥当かどうかは分かりませんが、
「ちゃんとした絵」だったことにホッとしました。
額の中で微笑むのは、
ドヤ街のチビたちをやさしいまなざしで
見つめる矢吹丈……。

長年漫画家をやっていると、
避けて通ることができないタッチの変化。
ちばちゃんにもこの法則はあてはまります。
出品されたイラストも、連載時のジョーとは
確実に違っていました。
（原作自体、最初と最後でかなり違いますけれど）

でも、出品された絵は素晴らしかった！
ちゃんとした絵、と評するのは
たいへんにおこがましいのですが、
丁寧に誠実に描かれたあのイラストには、
人格者・ちばてつやの崇高なメッセージを感じました。

同じ漫画家枠から出品されていた
楳図かずお、藤子不二雄Ａ両氏のイラストも
流石の出来栄えでした。
僕は落札額ほどの金額を提示することはできませんが、
思わず「ほしい！」と脊髄反射してしまいましたから。

ということで、書き込みプレイバック。
以前、このブログに書き込んだ
ちばちゃん関連のこのエントリーを。
→2005.4.23 「引越し作業中」

蛍三七子のイラスト入りサインは
それなりにレアだと思いますが、
我が盟友・タカフミが持っているちばちゃんのサインは
さらにレア度が高い逸品です。
この作品の真ん中にいるグラサン男の
イラスト付きですからね。
しかしこの作品も、たまらなく面白いんだなぁ。