僕にはもう、福山の未来について
アレコレ語る資格はないんじゃないか。

鞆の浦の再開発、反対！

どうですか、心がこもっていないでしょ。
ひゅ〜と無責任な風が吹いてきます。

かつて「地元」だった福山ですが、
これだけ疎遠になってしまうと、
僕の発言は外野のヤジに聞こえるでしょう。

ちょっと前に、
「NEWS23」で鞆の浦が特集されていました。
再開発に揺れる「ポニョ」の舞台、として。

再開発反対派、賛成派、
それぞれの言い分が少し分かりました。
確かに、鞆の浦の道幅は狭い。極端に狭い。
僕もクルマで苦労したおぼえがあります。
だからといって、あんなところに架橋をつくってしまったら、
鞆の浦の景観はズタズタになってしまう（イメージ図）。
それくらいは架橋推進派の人たちにも理解できるはず。
……と思っていたら、福山市長 ＆ 市の担当者曰く、
「観光の面でも便利になり、観光誘致につながる」

そりゃないでしょ。
観光する人って、便利さを求めて観光するわけじゃないもの。
なに考えてんだこの人たち。
いつから福山はこんな連中に支配されてしまったのだ。
と、テレビに向かって憤っていたのですが、
これもまぁ、やっぱり外野のヤジですよね。
当事者じゃないから好きなように言えるわけで。

京都から岡山に戻ってきて、
福山との距離感はぐっと縮まりましたが、
心の距離感はどんどん広がっています。
さびしいなぁ。

……という前提で、きのうの夜、
福山駅前でこの垂れ幕に接しました。
暗くて分かりにくいですね。
「市長さん、文化財を破壊しないで下さい」
と書いてあります。

鞆の浦のことかな、と思ったら、
これ、駅前の再開発のことみたいです。
駅前の再開発で地面を掘ってたら、
福山城の石垣が見つかった。
さて、石垣をいかすのか、壊すのか……。

外野のヤジになってしまうことは承知で、
それでも僕はこう言いたい。

石垣、使ったほうがいいですよ！

こんな代案を提出しているグループもありました。
ごっそり壊して、どこにでもある
便利で快適な駅前ロータリーに作り替えても
つまらないですよ。

ちなみにこの写真下のあかりは、
福山の老舗ケーキ屋さん「白ばら」のお店。
岡山の自宅用おみやげとして、
やっぱり買ってしまいました「ふくたまご」。
断言します。
相当おすすめです。
福山のおみやげのイチ押しです。

甘味についての発言は外野のヤジではなく、
本心からの叫びですので。