ずいぶん昔。
まだ学生だったから、確実に17年以上前。
大学の大教室での授業。
生協で買ったばかりの新刊を開き、
授業に一切耳を傾けることなく読みふけった記憶。
それは「平成トム・ソーヤー」、原田宗典著。

作家・原田宗典さんの名前を見ると、
いつもこの記憶がひょいと顔をのぞかせます。
物覚えのそうとう悪い僕ですが、
なぜかそのシチュエーションは鮮明です。

本日、岡山広告温泉に
原田宗典さんがゲストで来られました。
このブログでも何度か告知していた公募企画、
「岡山の良さを伝える新聞広告」の審査発表。
原田さんが選ばれたのは、
僕が応募した広告でした。

うれしかったなぁ。

あの頃の記憶と、
目の前にいらっしゃる原田さんの像が重なって、
なんだかちょっと不思議な気持ちにもなりました。
賞品の目録としていただいた風呂桶です。
最近かなりダラダラ気味だったので
（三連休のせいだ！ と悪態をついてみる）、
たまったアカを落として頑張らなきゃなぁと思いました。

「よかったね！」
同じく原田宗典ファンの妻も喜んでくれました。
よろこびを分かち合える人がいるのは
いいことですね。
ハイハイで出迎えてくれた我が子に
風呂桶を見せると、なにソレ？ というキョトン顔。
それはそれで可愛いものです。